株式会社 CROSS SYNC | 医療における情報共有を加速させる

NETWORKING ICUs: A UNIFIED APPROACH to CRITICAL CARE

遠隔ICUが求められてる環境

遠隔ICUとは、複数のICU(集中治療室)をネットワークでつなぐことで、遠隔での診療支援を実現する治療モデルです。
このネットワークを通じて、ICUの情報を施設間で共有することで、近年問題視されている集中治療専門医不足の解決を支援することができます。
現在、集中治療専門医が十分でない医療機関では、外科・内科系の医師が重症患者の対応を余儀なくされています。
重症患者の治療には24時間体制の手厚い医療が不可欠ですが、これが医師の長時間勤務や精神的負担の一因となっています。
そこで、遠隔ICUでは、支援センターに常駐する集中治療専門医と、ネットワークを介して連携する医療機関とを結びつけることで、医療従事者がリアルタイムにコミュニケーションを取れる環境を構築しています。

これにより、集中治療専門医不足の問題解決と、医療の質の向上、医療従事者の負担軽減を目指しています。

参考:日本集中治療医学会 ad hoc 遠隔ICU委員会「遠隔ICU設置と運用に関するガイドライン改定版―2023年5月―」

CORE ELEMENTS of Tele-ICU OPERATIONS

遠隔ICUシステムの基本的な構成

遠隔ICUシステムの基本的な構成について説明します。遠隔ICUシステムには、以下の4つの機能が必要です(遠隔ICU設置と運用に関するガイドライン改定版より)。CROSS SNC社の製品と他の既存システムの機能とを組み合わせることで実現しています。

遠隔ICUシステムに必要な機能

  1. 重症度スコアの算出‥支援センターは重症度スコアで重症度評価をすることで複数患者から治療対象患者を早期に発⾒し、早期に診療⽀援を行う。
  2. 患者映像の閲覧‥⽀援センターは治療方針や介⼊・退院の判断に必要な対象患者情報を参照し、連携先施設に適切な助言を行う。
  3. Web会議‥⽀援センターと連携先施設は、ビデオ⾳声通話によりコミュニケーションが取れる状態を確保し必要に応じて連携を行う。
  4. 電子カルテ参照

参考:日本集中治療医学会 ad hoc 遠隔ICU委員会「遠隔ICU設置と運用に関するガイドライン改定版―2023年5月―」

DATA-DRIVEN MEDICAL CARE

蓄積された医療ビッグデータの利活用

革新的AIと高度画像認識技術による医療サービスの進化

先端AI技術を活用した画像認識サービスと遠隔ICUサービスは、患者の姿勢、表情、体動、および神経状態の微細な変化を自動で検出します。特に、開閉眼推定モデルをはじめとする精密な分析ツールにより、医療従事者への緊急通知が可能になり、患者の容体や意識レベルをリアルタイムで正確に分析・評価します。動作解析や神経状態推論モデルを通じて、私たちは患者ケアの質の向上と、早期の状態変化への迅速な対応を実現します。AIが医療現場に新たな可能性をもたらします。

意識状態解析装置およびプログラムならびに観察システム
特許第7161812号

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